神道研究室

在野の神道研究者が神社の問題に鋭く切り込みます

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

花菖蒲ノ會の路線だと神社はどうなるのか?

世俗法を重視してきた神社神道 戦前の神社は内務省の所管する公法人であるため、内務省に陳情することはあっても法令は遵守してきました。三条教憲にも「朝旨遵守」が明記されています。「朝旨」とは「朝廷の意向」の意味であり、要するに国家の意向(=法令…

「認知プロファイリング」と神社本庁問題

暇空茜氏の「認知プロファイリング」 令和4年11月からネット上で話題となっている人物に暇空茜(ひまそらあかね)という人物がいます。 彼の主張がどのようなもので、どのような話題なのかはYOUTUBEで検索してみて下さい。 彼は「認知プロファイリング」とい…

神社連盟から総長指名を考える

神社連盟と神社教 神社本庁を創設する前に組織の形態として「神社連盟」案と「神社教」案がありました。神社関係者の間で激しい議論になりましたが、神社連盟案を吉田茂と宮川宗徳が支持したことから両案を折衷して「財団法人全国神社連盟を設立する」(『神…

コメントについて

本ブログのコメントは「承認」制としています 本ブログに対するコメントは ①書き込む→②私が承認する→③ブログで誰でも見れるようになる という設定になっています。 なぜ自動承認しないかというと、神社界のイメージを悪化させるような書き込みがあるからです…

『岡山県神社庁庁報』読後評

庁報 『岡山県神社庁庁報』第134号(令和5年1月1日)掲載の「神社本庁総長決まらず 今、本庁で何が起こっているのか?」の主張について健全な宗教法人運営の観点から疑義があるので今回はそれを指摘していきます。 まず「庁報」というのは都道府県神社庁が発…