2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
聖なる権限 神社本庁統理は、宗教法人ではなく宗教団体の宗教的権威として、神社本庁憲章に定められた、聖なる権限(=宗教上の機能)を有し、その聖なる権限は司法に拘束されないという言説があります。 神社本庁の歴史を見て、そのような権限が行使された…
自浄.jpが総務部長を批判 今回は荒れた五月定例評議員会|自浄.jpについて論評したいと思います。こちらでは「神社新報」(3684号、令和6年6月3日)を転載し、統理挨拶をめぐる総務部長の答弁を以下のように批判しています。 荒井総務部長は、統理の挨拶は、…
ご意見に感謝 匿名(「Aさん」とします)から前回のブログに対し「協議員会の議決をもって東京都神社庁長は難しいのではないか」というご意見を頂戴しましたので、そのロジックのご紹介と私のコメントを記させてもらいます。 庁規準則43条 Aさんの主張は今回…
庁長不信任決議 東京都神社庁で異例の事態!|自浄.jp 東京都神社庁の評議員会で庁長不信任決議が上程され、可決されたが辞任しないという事態が発生していると『選択』で報じられました。 今回はこれらを法律的観点からみていきたいと思います。 まず神社規…
月刊住職の記事 『月刊住職』(2024年8月号,Vol601)に鶴岡八幡宮の神社本庁離脱に関する記事が掲載されました。『月刊住職』は現代の寺院問題を取り扱っていて非常に興味深い記事を掲載している雑誌です。「自浄.jp」でも紹介しています「鶴岡八幡宮の神社…
宗教法人ではなく宗教団体として 神社本庁総長指名をめぐる一連の訴訟や議論のなかで「宗教法人ではなく宗教団体として」というロジックや「聖なる統理の権限」というワードが一部から提唱されました。 それらの主張を要約すると、宗教法人法は信仰面まで介…